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fluffy bed

すっかり夜も更けた午前0時。

寒さに悴む手を、白い息で温めながら帰路につく。

民家は寝静まり、街灯も少ない路地は黒い絵の具で塗りつぶしたみたいだ。

ぼんやりと輝くひかりのほうへ進むと、そこは私の家。

ああ、誰か帰りを待ってくれているのかな。

ぽかぽかと心が優しい気持ちになりながら眠る。

いつまでも、いつまでも寝ていたい。

 

​この気持ちのまんま、あたたかいこの場所で。

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